2014年11月13日木曜日

自己紹介

はじめまして。僕はインターネット上ではハリス綾と名乗っています。インターネット上といってもツイッターくらいですけどね。以下、簡単に自己紹介をします。名前の由来、属性、性格、趣味嗜好などです。

まずは名前の由来について。この名前に特別な意味はありません。ツイッターのアカウントを取得するときに先に使われていない名前がこれだっただけです。思いついた名前はすでに使用されているものばかりで、最終的にこの名前に落着きました。

ハリスと綾、それぞれに一応由来があります。ハリスというのは、僕が生まれたとき、漫画『ハリスの旋風』の登場人物の名前を付けられそうになったらしいというところからきたものです。綾というのは、今住んでいる場所の地名の一部をとったものです。うーん、カタカナ漢字混じりでちょっと変でしょうか?

この名前は僕の属性を正しく示してくれないようです。女性なのかといった問いや、日本以外にルーツを持っているのかといった問いを受けることがありますが、どちらも違います。性別は男性です。出身地については、父の仕事の関係でちょこちょこ移動していたので断言しにくいですが、まあ四国と言って間違いないと思います。ごくごく一般的な中年男性であります。

いや、一般的な中年男性というのは正しくないかもしれません。中年男性にしては成熟していない子供の様な性格です。それも天真爛漫といった良い意味で子供のようなのではなく、臆病で人見知りで虚栄心が強いという点で子供のようなのです。

その子供の様な性格に加えて、僕は頭が非常に悪いし、他人とコミニケーションを上手くとれない。ついでにスポーツなんかも苦手です。結果、いろいろ挫折や失敗を繰り返すことになりました。今では元々のいじけた性格が余計酷くなっています。できることなら、人とかかわらずに洞窟に閉じこもり何もせずに暮らしたいといった心境にあります。

そんな僕ですが、衣服や食べ物にはわりと興味があります。これは、もう何もかも嫌だから全て捨てて逃げ出そうとなったときに「それでも自殺でもしない限り衣食住とは関わらざるを得ないなあ」と考えたことがきっかけです。

住については手に余るところがありますが、衣と食は自分の努力でどうにかなるはずです。結果的には衣服よりも食べ物のほうに興味が向かっています。これは生まれつきの容姿の然らしめるところですね。「不細工がおしゃれしたって仕方ないじゃねーか!」というありがちな感想を自分の容姿に対して持ったわけです。

食べ物の方は、下手くそながらも料理をすることが段々楽しくなってきました。美味しさというのは、食べ物それ自体が持っている客観的な属性ではないのでしょう。自分が何を食べたいのか真摯に考えて丁寧にそれを目指して作れば、下手な料理でも自分にとっては美味く感じるようです。

こういった性格なので、引きこもって本を読むのも好きです。これには育った環境の影響もあります。小学生のころに田舎に住んでいたせいで本が友達の生活になってしまったのです。一番近い男友達の家であっても遠足並みに距離が離れているのですから仕方ありません。頭が悪いので本を人並みにサクサク読むことはできないのですが、自分なりに楽しみながら読んでいました。

そういったわけで、高校生ぐらいまでは日本文学全集みたいなものを読んで喜んでいました。ところが、大学生になったくらいから実はほとんどフィクションを楽しめないことに気付いてしまったのです。小説の類いは何を読んでも「まーたウソを書いているのか」といった感想にしかならない。

話は本筋から外れますが、頭の悪い僕は大学受験でも失敗続きでした。目を閉じれば、センター試験直前にインフルエンザにかかり微熱状態で泣きながら問題を解いていた自分の姿がありありと瞼の裏に浮かびます。まともな大学生になどなれそうもない人間なのです。ところが、某地方私立大学の文系の学部に滑り込んで大学生になれたのです!これはダラダラとモラトリアム生活を続けたい僕にとって本当にありがたいことでした。

閑話休題。大学生になったくらいからフィクションをウソだと感じて楽しめなくなったというところからですね。でもまあ他に趣味があるわけでもなし、惰性でダラダラ読書を続けていました。そんなときに正宗白鳥の作家論を読んでビビッときました。白鳥の書くものは白鳥の性格がにじみでています。小説も評論も。その白鳥臭いものごとの考え方にウソではないものを感じたのです。「自分に近い性質の人間が苦しんでいる!」といった身につまされる感情が生まれたのかもしれません。

そんなわけで、大学時代は図書館で正宗白鳥全集をチマチマ読んでいました。全集を読み終わった後は、有名作家の全集の索引から白鳥の名前を探して面白いエピソードがないか探したり……。気持ち悪いですねぇ。でも、ある作家にはまった場合、その人がどういったキャラクターだったのか知りたいという興味がわくのは自然なことではないでしょうか。今でも白鳥の人となりについては興味があって、白鳥の全集だけではなく評伝や伝記もちょろちょろ読んでいます。

読んでいるのは白鳥に関係するものだけではありません。古本屋で漁った本を「わからない、全くわからない」と言って涙を流しながら読んでいます。基本的には人文系のかなり昔の本が多いです。賢い人に対する憧れが強く、難しい専門書のようなものを読みたくなってしまうのです。

しかし、頭が悪いのでほとんど理解できません。また、人文系の学問であっても10年前20年前の知識はあまり役に立たないでしょうから完全に自己満足でしかないですね。出来そこないのディレッタントというわけです。

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